親としての覚悟

そうそう、ひとつ反省しました。とても軽率だったな・・・って。
あのね、昨日あらためて感じたんですけど、

大変だよ、

「子育て」って

責任重大だよ

「親になる」って

ま〜、ほんと、なにを今更って言われてしまいそうですけど、
つくづく感じましたね。にもかかわらずあさはかな質問してしまいました。


「子供を持つうえで障害って何?」
なんて・・・まったくあさはかな質問でした。


今、自分がおんなじ質問されたら
「子供を持つこと、それ自体、または、親になることそれ自体に抵抗がある」
って即答しますわ(笑)

なにがあったのかって、ちょっと長くなりますけど、自分的にも大変苦しい場面
だったので残しておこうと思います。

まず、発端は「けんか」です。それも車に乗り込む際に「触った触らない、謝った謝ってない」
って、よくあるパターンですわ・・・ちなみに次女6年生と長男1年生です。
人様が聞いたら「そんなささいな・・・」って思うかもしれないですが、
俺にとってはものすごいストレスですよ、逆の立場で、自分の両親が目の前で、
あんたがダメ、おまえがダメってやられてみ?嫌でしょ?
しかも車の中ですよ、後ろのシートで言い争いしてんですよ・・・

プチッとなりましてね(真剣ですよ)
こう言いました。

「パパは見てなかったから、どっちが悪いかわからない、二人でどっちが悪いか
相談して決めなさい。悪いほうは、ここから、一人で歩いて帰ってもらうから。
パパとママと買い物から戻ってくるまでに決めておきなさい」って・・・。

で、二人を車中に残して買い物したんですが、もう気になって気になって買い物どころじゃ
ないんですよ、夕食のメニューなんて決まらないですよ(笑)なぜか、えのき茸が1袋
ありましたね(笑)で、車に戻って、聞きました。

「どっちが悪いんだ?どっちが歩いて帰るんだ?」って。そしたら・・・
ものすごい不安と、悲しみをこらえた表情で、目に涙一杯浮かべて、
ボクくんが手を上げたんですよ!!もう・・・俺が泣いちゃいそうで・・・(泣)
正直(え〜〜〜!!ウソだろ・・・)って。どうしよう・・・って(泣)このままこの子
一人で歩いて帰らせるの?って思いましたよ。でも、覆せないです。だから言いました

「じゃ降りろ、降りて歩いて帰ってこい、はやく降りろ」って。もう断腸ですよ。そのときの
ボク君の顔といったら・・・(泣)
でも、そりゃ、降りないですよ。かといって「じゃ、しょうがない」とは言えませんので
お姉ちゃんに言いました。

「おい、降ろせ!!、外からドア開けて外に引っ張り出せ!!」って、そしたら


「いい、わかった。あたしが降りる、あたしが歩いて帰る」って、ドア開けて降りました。


車が発進してすぐに、「いいのか?これでいいのか?」ってボク君に聞くと、

「ぼくも降りる、おねえちゃんひとりじゃ・・・」って、さっきまでのフニフニは無く
どことなく強い決意の語気を感じましたね。彼も車から降りました。


それから・・・
先に家について子供らの帰りを待ってたんですが、心配で心配で・・・
ああ、ちなみに、降ろしたところは学区内です。おねえちゃんは行動範囲なんで道に
迷うことはないんですが、でも距離で7、8kmあるんで、もう気が気じゃなかったです。
もうこんなこと2度とごめんだと思いましたね。


二人が帰ってきて、お風呂入れて、少し話しました。
まずボク君に。俺的にはボク君が悪いなんて思ってなかったんで(笑)、すぐにでも
「お前悪くないよね〜〜♪」ってなでなでしてやりたかったんですが(笑)、それは
できないので
「お前、自分から手あげたよな?かっこよかったぞ〜、おねちゃんのせいにしなかった
よな?言い訳しなかったよな?パパね、お前が男らしくなったなって、嬉しかったよ。」
ちょっと戸惑ってましたが、すぐに理解できたみたいです、強くうなずいてました。
「パパ、**くんのこと大好きだよ」
「・・・ありがと。ぼくもパパ好きだよ」
「**くん、ママ好き?」
「好きだよ」
「パパとママがケンカしてたら?」
「いやだ・・・」
「パパもママもおんなじだよ。だからケンカして欲しくないなって・・・」
「わかった・・・」

お姉ちゃんには、
「悪いのはどっちなんだ?」ってききました、おねちゃんは「自分が悪かった」と
答えました。「どうして?」と聞くと、

「たまたまなっちゃたことだから・・・わざとやったことじゃないのに・・・」と。
「あいつは「悪い」ことしたのか?あいつは「悪いやつ」なのか?」
「違う」
「それは納得してる?」
「してる」
「じゃ、つぎに同じことが起こったらどうする?」
「・・・」
「ま、いいや、どっちにしろ、パパは今日とおんなじこと言うから。また、当事者同士で
どっちが悪いのか相談して決めてもらうから、わかった?いい?」
「うん」

ま、実際、二人が帰ってくるのに30分ぐらい掛かってました。時間も夕方6時過ぎてましたから、
外は暗いし、車は多いし、事故に合うことも覚悟しました。でも、子供のこれからとか
未来を思えば、いま、ここでちゃんとしてなきゃ、これからを生きることはできないと。
そのために今、何かあって命を落としてもそれはそれだけの運命なんだと腹をくくりました。
なんかあれば、嫁からぎゃーぎゃー言われ、世間から虐待と言われ、親戚、近所からなんだ
かんだ言われても、それを全部引き受けようと覚悟しました。親とは子供のすべての責任を
覚悟するものだと思ったときに震えがしました。

その覚悟をいままでもっていたのか?

これから持って臨む覚悟はあるのか?と。